12.渡辺さん

渡辺です。私も日本の自治体システムについて昔から問題意識を持っている技術者です。各自治体が個別にシステムを発注しているばかりにどれだけ納税者がワリを食っているかわかりません。ぜひゆっくりと意見を交換したいです。私の主張に関しては、以下のブログ記事(新しい順)を読んでいただけたら僥倖です。これからもよろしくお願いします。

職場にマイナンバー提出っておかしくない?

https://dbconcept.hatenablog.com/entry/2021/08/21/094030


ワクチン在庫管理で学ぶ「引き当て」と「在庫推移」

https://dbconcept.hatenablog.com/entry/2021/08/09/132341


住民情報と統合された「戸籍」のデータモデルhttps://dbconcept.hatenablog.com/entry/2021/05/12/100148


「新型コロナワクチン接種管理システム」のデータモデル公開https://dbconcept.hatenablog.com/entry/2021/02/23/094928

岩崎和隆

 私も従前から統一情報システムという考えを主張しております。是非とも、一度、この件でお話したいです。

 ブログ拝読しました。ごもっともです。

 ご指摘のとおり、1700以上の地方公共団体ごとに情報システムを整備するのは、無駄です。統一すればオンライン転居手続きなどのUIが統一されるというメリットもあります。

 なお、マイナンバーの件は、枝葉末節ですが、事業所コードでなく法人番号を使った方がよいと考えます。


 統一情報システムについて、国と地方の関係は、明治憲法では民間企業の本社と支店の関係だったのですが、現行憲法ではそれを否定したので、ステークホルダー間の調整が課題です。誰が音頭を取るか、という課題もあります。国は、現時点では音頭取りするつもりがありません。ご存じかもしれませんが、現在進行している自治体情報システム標準化では、国は標準仕様書を定めるだけ、パッケージソフトウェアの開発はIT事業者、パッケージソフトウェアの導入は各地方公共団体となっています。国は、難しいことを全部他人に丸投げです。

 詳細は、情報システム学会メールマガジン先月号をご覧ください。また、続きを今月号に掲載予定なので、配信したら報告します。


(先月号)

https://www.issj.net/mm/mm17/03/mm1703-gk-gk.pdf